初代歌川広重(寛政9年(1797)~安政5年(1858))は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。江戸の定火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師・歌川豊広の門人になりました。
広重は、美人画、武者絵、おもちゃ絵、役者絵や挿絵など幅広く活動しましたが、あまり振るわなかったとされています。天保年間(1830~44)になると風景画を手掛けて人気となり、風景画家としての地位を確立しました。また、実は膨大な数の花鳥画を描いています。 その数は数百点にのぼると言われ、その多くは本作のような短冊型です。 広重の花鳥画は、繊細な線描や美しい色使いが特徴で、四季折々の鮮やかな花々や鳥の生命力を表現し、自然の美しさや季節感が表現されています。
広重の花鳥錦絵は、当時の人々に大変人気があり、その美しさと独自性によって高く評価されています。彼の作品は現在でも多くの人々に愛され、美術館や個人のコレクションで展示されています。
『(表紙)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1308146
広重『(松・鶴)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309552
広重『(梅に鶯),(桃に山鵲)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309733
広重『(桜に四十雀)(やまぶきに鶯)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309732
広重『(椿に鶯)(藤につばめ)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309062
広重『(ざくろに高麗鶯),(牡丹にくじゃく)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309676
広重『(芥子に小鳥),(あじさいにかわせみ)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309735
広重『(あやめにほととぎす),(萼あじさいに川蝉)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309734
広重『(鉄仙花にかなりや),(あおい)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309737
広重『(河骨とふといに川蝉),(おみなえしとすゝきに鶴)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309741
広重『(かるかやとおみなえしとききょうに鶴),(かえでに目白)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309740
広重『(竹に雀),(雪の南天に雀)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309739
広重『(波に千鳥),(雪笹に鴛鴦)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309738
広重『(鴛鴦),(雪の山茶花)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309736
広重『(山茶花と雀),(金鶏)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309742
広重『(松にインコ),(松にインコ)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309745
広重『(梅に文鳥)』
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1309744