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小石川植物園草木図説

明治14~19年(1881-86)に、伊藤圭介・賀来飛霞(かくひか)が編纂した近代的な植物図譜です。


伊藤圭介(1803-1901) 幕末から明治期の本草学者・蘭学者・博物学者・医学者。日本初の理学博士。「雄しべ」「雌しべ」「花粉」という言葉を作った事でも知られます。 文政10年(1827年)、長崎にてシーボルトより本草学を学び、翌年、長崎から名古屋に帰る際にシーボルトよりツンベルクの『日本植物誌』を受け取りました。これを翻訳し、文政12年(1829年)、『泰西本草名疏』を刊行しました。



賀来飛霞(1816-1894) 幕末から明治期の本草学者。兄佐之とともに幼時から帆足万里に医学や本草学を、十市石谷に写生画を学び、京都では山本亡羊に本草学を学び、その後、九州各地や東北、北陸・甲信越地方等で植物の現地調査を行って、大量の観察記録と精密な写生図を残しました。1878年(明治11年)、本草学者伊藤圭介の招きにより老齢を押して東京帝国大学小石川植物園取調掛となり、1881年(明治14年)には、伊藤との共著で植物図鑑『東京大学小石川植物園草木図説 巻一』を出版しました。

その業績から、伊藤圭介、飯沼慾斎と並んで、幕末の三大本草学者の一人に数えられる。また、飛霞が収集した標本は、本草学では標本を保存するという概念がなかった中で貴重なものであり、「賀来飛霞標本」として国の登録記念物に登録されています。










木通(アケビ)
木通(アケビ)




三葉木通(ミツバアケビ)
三葉木通(ミツバアケビ)




郁子(ムベ)
郁子(ムベ)





目木(メギ)
目木(メギ)





蛇不登(ヘビノボラズ)1
蛇不登(ヘビノボラズ)





蛇不登(ヘビノボラズ)2
蛇不登(ヘビノボラズ)





柊南天(ヒイラギナンテン)
柊南天(ヒイラギナンテン)





長葉柊南天(ナガハノヒイラギナンテン)
長葉柊南天(ナガハノヒイラギナンテン)






南天(ナンテン)
南天(ナンテン)





南天(ナンテン)
南天(ナンテン)






魚木(ギョボク/アマキ)
魚木(ギョボク/アマキ)





柞木(イスノキ)
柞木(イスノキ)






飯桐(イイギリ)
飯桐(イイギリ)






飯桐(イイギリ)
飯桐(イイギリ)






海桐花(トベラ)
海桐花(トベラ)




島海桐花(シマトベラ)
島海桐花(シマトベラ)






檉柳/御柳(ギョリュウ)
檉柳/御柳(ギョリュウ)






未央柳/美容柳(ビョウヤナギ/ビヨウヤナギ)
未央柳/美容柳(ビョウヤナギ/ビヨウヤナギ)






金糸梅(キンシバイ)
金糸梅(キンシバイ)






木斛(モッコク)
木斛(モッコク)





榊(サカキ)
榊(サカキ)






姫榊(ヒサカキ)
姫榊(ヒサカキ)





木天蓼(マタタビ)
木天蓼(マタタビ)





白口蔓/猿梨(シラクチヅル/サルナシ)
白口蔓/猿梨(シラクチヅル/サルナシ)






木五倍子(キブシ)
木五倍子(キブシ)




沙羅/夏椿(シャラ/ナツツバキ)
沙羅/夏椿(シャラ/ナツツバキ)





姫沙羅(ヒメシャラ)
姫沙羅(ヒメシャラ)





唐椿(トウツバキ)
唐椿(トウツバキ)





山茶花(サザンカ)
山茶花(サザンカ)





茶(チャ)
茶(チャ)





唐茶(トウチャ)
唐茶(トウチャ)






伊藤圭介, 賀來飛霞 編『小石川植物園草木圖説』卷2,[書写者不明],[18--].

国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2536991




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