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岡村尚謙「桂園橘譜」の世界:江戸の柑橘

更新日:2月10日

「桂園橘譜」は、江戸時代後期の医師であり本草家でもあった岡村尚謙によって著された重要な文献です。




著者について


岡村尚謙(おかむら・しょうけん)は、生年不詳で1837年に没した江戸時代後期の医師および本草家です[2]。彼の名は遜(ゆずる)、号は桂園でした。下総高岡藩(現在の千葉県)の藩主井上正滝に仕え、江戸の下谷に住んでいました。


岡村は本草学に深い造詣を持ち、1817年に岩崎灌園に入門して学びを深めました。彼は新しい見解を求める姿勢を持ち、中国の李時珍による「本草綱目」を批判的に研究し、古本草の研究に基づいて「本草古義」を著しました。



桂園橘譜について


「桂園橘譜」は岡村尚謙の著作の一つです。この書籍は、温州みかんに関する正確な記録を載せた最初の文献とされています。具体的には、嘉永元年(1848年)に書かれ、温州みかんの写生図が紹介されています。


「桂園橘譜」は、江戸時代後期の医師であり本草家でもあった岡村尚謙によって著された書籍で、主に柑橘類、特に温州みかんについて詳細に記述されています。この書籍の内容について、以下の点が明らかになっています:


温州みかんの記録


「桂園橘譜」は、温州みかんに関する正確な記録を載せた最初の文献とされています。具体的には:


1. 嘉永元年(1848年)に執筆されました。

2. 温州みかんの写生図が紹介されています。

3. これが温州みかんの正確な記録を載せた最初の文献とされています。



出版について


出版者として記載されている白井光太郎は、明治から昭和初期にかけて活躍した植物学者です。白井は本草学の研究にも力を入れており、岡村尚謙の「桂園橘譜」を明治44年(1911年)に出版したと考えられます。



歴史的意義


「桂園橘譜」は、日本の柑橘類、特に温州みかんの研究において重要な位置を占めています。この書籍が出版された明治44年は、日本の近代化が進む中で、伝統的な本草学の知識が近代植物学と融合していく時期でもありました。


岡村尚謙の観察と記録、そして白井光太郎による出版は、日本の柑橘研究の基礎を築き、後の農業や園芸の発展に貢献したと考えられます。



岡村尚謙『桂園橘譜』,白井光太郎,明治44. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2536111





参考









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