花彙は、江戸時代後期に刊行された草木図譜です。
全8巻で、草編4巻と木編4巻から構成されています。草編のうち2巻「草之一」「草之二」は本草家・島田充房(生没年未詳)が、残りの6巻「草之三」「草之四」「木之一」~「木之四」は本草学者・小野蘭山(1729~1810)が執筆・絵画を担当し刊行されました。
江戸時代屈指の植物図譜として高く評価されています。
精緻な植物画と簡潔な解説文は、当時の植物学研究に大きく貢献しました。
また、白黒のコントラストを活かした木版画技法は、後の植物図譜にも影響を与えました。
草編「草之一~草之四」
島田充房 ほか『花彙 草部4巻木部4巻』[1],大路儀右衛門,明和2 [1765].
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2555607
木編(木之一~木之四)
島田充房 ほか『花彙 草部4巻木部4巻』[2],大路儀右衛門,明和2 [1765].
国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2555608